久しぶりの諸星大二郎の新刊
魔障ヶ岳 妖怪ハンターと諸怪志異 (4) 燕見鬼
この手が好きで無い人には、全く無関係な漫画家やけど
僕にとっては30年近く追いかけている重要な人
手塚は別格として「諸星No.1」なのである。
今回の2作品、もちろんたまらん出来ではあるのですが
絵がずいぶんと荒れましたねぇ、、、
ふと、プロフィールを振り返ると氏もすでに56才!
よく漫画家の線は”使い減り”すると言われていますが
(手塚治虫後期のそれは今見ても気の毒なくらいゆがんでいる)
それを実感する線のヘタリ具合
寡作なほうだと思っていたのですが、それでもこうなるんですね。
最近の漫画家はアシスタントを使うのが当たり前で
ひどい人になると主人公の顔だけ、さらにひどくなると眉毛しか書かない方がおられるとか
諸星氏の場合、アシスタント云々ではなく「この絵はこの人しか描けない」ので仕方ないです。
それ故、僕は30年ファンでいるのでしょうが・・・
先生、願わくば「西遊妖猿伝」の完結と「諸怪志異」の続きを是非お願いします。
※この項目、加筆訂正するかも知れません。